Sagaパターンについて調べたことをメモ
2023 Sep 17概要 Sagaパターンについて調べたことをメモ。 Sagaパターンとは マイクロサービスにおいては、分散トランザクション(2phase commitなど)は推奨されていない 分散トランザクションを避け、整合性を担保するパターンとしてSagaパターンがある 長時間のロックを避け、結果整合性を利用する 補償トランザクション 一連のトランザクションの取り消しを行う操作 Sagaパターンでは単純なロ...
概要 Sagaパターンについて調べたことをメモ。 Sagaパターンとは マイクロサービスにおいては、分散トランザクション(2phase commitなど)は推奨されていない 分散トランザクションを避け、整合性を担保するパターンとしてSagaパターンがある 長時間のロックを避け、結果整合性を利用する 補償トランザクション 一連のトランザクションの取り消しを行う操作 Sagaパターンでは単純なロ...
概要 Goのresponse.WriteHeaderの副作用についてメモする。 superfluous response.WriteHeader 以下は愚直な例だが、次のようにWriteHeaderを複数回呼ぶと、http: superfluous response.WriteHeader call from main.handlerというエラーが出る。 package main import ...
以前からウォッチしていたnet/http: enhanced ServeMux routing #61410がAcceptedになったので、それについてポエムをかく。 最終的な仕様がどうなるかはわからないが、静的なルーティングの機能(/foo/barのような固定値のルーティング)しか持っていないServeMuxに動的なルーティング(/foo/:idのようなパスパラメータを使ったルーティング)の機能...
概要 BFFについて調べたことをまとめる。 BFFとは Backends For Frontendsの略。Best Friends Forever(ズッ友だよ)ではない。 名前の通り、フロントエンドのためのバックエンドサーバーのことで、フロントエンドのためのAPIやHTMLをレスポンスするなどUI・UXのための役割を担っている。 クライアント(サーバーの呼び出し側)の多様性に応えるのが難し...
概要 通知基盤の構築に関してざっくりと考えたことや調べたことなどをまとめておく。 通知基盤とは ユーザーに通知(メール・プッシュ・SMS・音声など)を行うためのシステム基盤。 クライアント(通知を依頼するシステム)からリクエストを受けて、送信先・送信内容など通知に関する処理を担うシステム。 通知基盤の設計・実装における観点 考えることが一杯ありそうだと思ったので、思いついた順で雑に書いた。整理でき...
概要 Goのhttp.RoundTripperについてかく。 http.RoundTripperとは HTTPクライアントの通信を担っているインターフェース。 cf. pkg.go.dev - net/http#RoundTripper HTTPクライアントにおいてリクエストからレスポンスを受け取るまでの間の処理をカスタマイズすることができる。 HTTPクライアントにおけるミドルウェアというイメー...
概要 並行処理のパターンであるfan-in、fan-outをGoで実装する。 fan-in/fan-outとは fan-inは、複数の入力を1つにまとめる処理で、fan-outは、1つの入力を複数に分ける処理である。 fan-inはデータを集約させ、fan-outはデータを分散させる。 Goではchannelとgoroutineを使って実現することができる。 実装 ソースコードはgithubにも置...
実用Go言語を読み終わったので読書メモを残す。 何年かGoを触っているが知らなかったり忘れていたことに気づけて大変勉強になった。 変数名 Errorインターフェースを満たすError型の変数名の接尾辞はError ex. NotImplementedError errors.Newで宣言されるエラーの変数名の接頭辞はErr ex. ErrNotImplemented := errors.Ne...
概要 GoFの振る舞いに関するパターンであるTemplate MethodパターンとStrategyパターンについてまとめる。 Template Methodパターンとは 大枠の処理を上位のクラスで決めておき、具体的な処理の流れを下位のクラスに任せる設計パターン。 package main type Game interface { Init() Start() End(...