セキュア・バイ・デザイン: 安全なソフトウェア設計
2024年9月7日セキュア・バイ・デザイン: 安全なソフトウェア設計を読んだ。 ソフトウェア設計からセキュリティを向上させていくアプローチについて書かれた本。 特徴的なのは、設計のアプローチとしてDDDを中心に据えている点。 セキュリティはドメインのモデリングを誤ると生じるリスクの一つでもあると思うが、その重要性が語られている。 具体的な脆弱性に対する対応方法については多くは語られていない。 セキュリティを実装す...
APIデザイン・パターンを読んだ。 APIの設計原則に始まり、豊富なAPIのデザイン・パターンを紹介している。 リソース指向 単一のリソースに対して、標準メソッド(ex, Create/Get/List/Delete/Update)をかけ合わせて処理を決める RPC指向 メソッドを指定して特定の手続きを呼び出して処理を決める API設計を良くするため観点 実行可能であること 表現力があ...
New Relic実践入門 第2版 オブザーバビリティの基礎と実現を読んだ。 New Relicの機能を一通り網羅している。活用方法についても半分近くページが割かれているので、実践方法について知ることができる。 NRQLの仕様とかも書いてあると良いなと思ったが、足りないところはドキュメントで補完したり、実際に触ってみるのが早そう。 テレメトリデータについて次のように定義している メトリクス 定期...
ヘルシープログラマ ―プログラミングを楽しく続けるための健康Hackを読んだ。 全体的にエクササイズの紹介が多めにある。 本書で紹介される研究は科学的なエビデンスに基づいているものが多い。とはいえ10年近く前の書籍であるため、エビデンスにアップデートはありそう。 ただ、10年前から変わっていないなぁと思うことも多く、一見の価値があると思った。特に健康は習慣から育むという考え方はずっとある考えなのだ...
SLO サービスレベル目標 ―SLI、SLO、エラーバジェット導入の実践ガイドを読んだ。 サービスやユーザーの定義について語られている SLOを考える時は特にユーザーについての解像度を高めておく必要があると思った 解像度が低いとサービスの信頼性を過剰に高めようとしたり、無意味な指標になってしまいがちになると感じた サービスが信頼できるか?というのはサービスはユーザーが必要とする動作を実行して...
Web APIテスト技法を読んだ。 API設計のテストで5w1hを使って問いを考える話があったが、具体例が分かりやすく、示唆に富んでいた 現場のテスタビリティについて理解するフレームワークとして挙げられていた10個のPモデルが良かった。テスト戦略や計画を考える前提の整理に役立ちそう テスト計画の整備と文書化について書かれているテスト計画のフォーマット例も考えやすいシンプルなもので良かった。戦略と...
大規模データ管理 ―エンタープライズアーキテクチャのベストプラクティスを読んだ。 データ管理そのものというよりもアーキテクチャの話に興味があって手にとってみた。 データ管理を中央集権的に行うとデータ管理のトレンドの変化について行くことが難しくなるので、そのためにスケーラブルなアーキテクチャにしていきましょうという話。 データウェアハウスはサイロ化しがちなので避けたほうが良いというのは学びがあった。...
マイクロサービスアーキテクチャ 第2版 を読んだ。 マイクロサービスに取り組んでいる、マイクロサービスを検討しているなら読んでおきたい一冊。 分散システムに求められるアーキテクチャの特性(非機能要件)についてもよく触れられており、マイクロサービスオンリーな観点に囚われず読んでも良さそう。 マイクロサービスの概念についてサッと確認したい場合には第一章がよくまとまっているので参照したい。 一部モノリス...