ソフトウェア設計の結合バランス 持続可能な成長を支えるモジュール化の原則

システムアーキテクチャ

ソフトウェア設計の結合バランス 持続可能な成長を支えるモジュール化の原則を読んだ。 この本は結合をテーマにした珍しい本で、アーキテクチャ設計の複雑性をどう管理するかを理論的に学べる本。 複雑性をどう管理するかはアーキテクチャの寿命を決めるようなものだと思っているが、そのための分析観点として結合について深く学ぶことができる。 一回読んだだけでは頭に入り切らなかったので、設計するときなど辞書的に参照で...

設計

問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

ビジネス

問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーションを読んだ。 問いをデザインする、つまり問いをどのように立てるか、考えるかということを考える本。 アイデアの源泉や問題解決の本質は全て問いにあると思っており、問いの質がそのまま成果の質に繋がっていると日々感じている。 イノベーションというのは問いから始まるのだということを感じされて、創造性を刺激される本でもある。 問いをデザインするだけではなく、問いを...

目的ドリブンの思考法

ビジネス

目的ドリブンの思考法を読んだ。 この本は目的・目標・手段のフレームワークで、仕事の成果をどう創出していくか語っている本。 個人的に前半の話は結構退屈してしまったのが、後半部分から真髄のようなものを感じて面白かった。 方針、実行、成果の3要素は戦略に依存しており、戦略の源泉は企業の文化、行動様式である 薄利多売が良いか悪いかといった答えのない問題は、組織に所属するメンバーが何をしたいかすべきか...

具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ

ビジネス

具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみを読んだ。 抽象的な思考の大事さについて語れている本。 この本は、具体と抽象のそれぞれの考え方の対比について主に焦点を当てている。 抽象が分からない人に向けたメッセージを感じる部分が多い。 「大抵の人は、このことを体系的に学ばずに一生を終えてしまうのです」という一文を見てはっとした。 学業の中では抽象について学ぶような機会は少なかったように思う。社会に...

クリーンコードクックブック ―コードの設計と品質を改善するためのレシピ集

アプリケーション

クリーンコードクックブック ―コードの設計と品質を改善するためのレシピ集を読んだ。 本全体を通して、全単射と偶発的複雑さの概念について教えてくれる本であり、コードの設計と品質を改善するテクニックを学ぶことができる。 よく見知った法則なども網羅的に書かれているので、手元に置いておきたい一冊。 ...

設計

初めてのGo言語 第2版 ―他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド

アプリケーション

初めてのGo言語 第2版 ―他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイドを読んだ。 久しぶりに業務でGoを書く機会に恵まれたので、新しい情報のキャッチアップや復習を兼ねて読んだ。 この本は単なる入門書ではなく、Goの思想やイディオムを沢山紹介しており、Goという言語の理解を深めることができる。 他の入門書は拾わなさそうなことも拾われており、良書であった。 ...

Golang

システム設計面接の傾向と対策

システムアーキテクチャ

システム設計面接の傾向と対策を読んだ。 面接対策というテーマではあるが、システム設計のパターンを学ぶにもちょうど良い。 作問する側にとっても参考になると思う。 システム設計の勘所を抑えた質問のパターンについても参考になる部分があるので、システム設計面接ではない技術面接の面接官にとっても役立ちそう。 この手の本は少ないが、アーキテクチャの設計事例やパターンについて実例に近い形で学ぶことができる本はも...

システム設計 アーキテクチャ

ストリートコーダー

アプリケーション

ストリートコーダーを読んだ。 ストリート(現場)でのtipsをジョークを交えて語っている本。 アルゴリズムやテスト、リファクタリングからセキュリティや性能最適化まで幅広く扱い、現場で遭遇する課題にどう向き合うべきかが具体的に示されている。 初心者には実践のイメージを、経験者には自身の技術や姿勢を振り返る機会を与えてくれる。 ...

コーディング

なっとく!関数型プログラミング

アプリケーション

なっとく!関数型プログラミングを読んだ。 Scalaで関数型プログラミングの丁寧に解説した良書であると感じた。 途中からScalaの言語仕様の話が多いように感じる部分もあったが、言語に関係なく関数型のエッセンスについて易しく学ぶことができる。 ...

関数型

データモデリングでドメインを駆動する──分散/疎結合な基幹系システムに向けて

システムアーキテクチャ

データモデリングでドメインを駆動する──分散/疎結合な基幹系システムに向けてを読んだ。 帳簿という概念を軸に、基幹系システムを分散・疎結合化するためのデータモデリング手法を体系的に解説した本。 活動系(SoA)と経営管理系(SoM)という二分類やユースケース非依存の帳簿設計や「残」という新しい概念を提唱している。 単なるDB設計書では触れられない領域を掘り下げ、DDDやマイクロサービス化を進める上...

モデリング 設計 システム設計