目的ドリブンの思考法を読んだ。
この本は目的・目標・手段のフレームワークで、仕事の成果をどう創出していくか語っている本。
個人的に前半の話は結構退屈してしまったのが、後半部分から真髄のようなものを感じて面白かった。
方針、実行、成果の3要素は戦略に依存しており、戦略の源泉は企業の文化、行動様式である
薄利多売が良いか悪いかといった答えのない問題は、組織に所属するメンバーが何をしたいかすべきか考えているかという価値観に委ねられる
文化は戦略にまさる、文化の必要性がスッと理解できる。私はドラッカーの本を真面目に読んだことがないので企業経営や文化について不勉強なところが多いが、文化という抽象的なものが如何に行動様式に影響していくかということを目的の観点から理解することができたように思う。(この本の本題ではないとは思うが・・)
意思決定の質は判断軸によって決まる。判断軸の良し悪しはそのまま判断の良し悪しにつながる
最近の自分の関心事としては、意思決定における判断軸やその妥当性の評価といったところがある。
目的・目標・手段のフレームワークを理解し、実践に取り入れることで意思決定の質を大きく改善できると感じた。
意思決定の思考についても不勉強なことが多いので、これについても今後色々本を読んでみようと思う。
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