抽象的な思考の大事さについて語れている本。
この本は、具体と抽象のそれぞれの考え方の対比について主に焦点を当てている。
抽象が分からない人に向けたメッセージを感じる部分が多い。
「大抵の人は、このことを体系的に学ばずに一生を終えてしまうのです」という一文を見てはっとした。
学業の中では抽象について学ぶような機会は少なかったように思う。社会に出てから初めてその重要さに気づいたような気がする。
自分はどちらという抽象的な思考の方が割合高いタイプかなと思うが、抽象と具体の対比におけるあれこれについて共感を得る部分が多く面白かった。
抽象が伝わらないことをどう解決していくは自分の関心ごとではあるが、まだまだ悩み続ける必要がありそう。
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