システムアーキテクチャ構築の原理~ITアーキテクトが持つべき3つの思考を読んだ。
アーキテクチャ設計に関わるのであれば必読しておきたい本。
アーキテクチャを設計していく上では、単に技術的な解決策だけを考えれば良いわけではない。
この本は、アーキテクチャの設計に関わる一連のプロセスを体系立てで語っている。
アーキテクチャの定義、アーキテクチャの捉え方・構造的な説明の仕方、ステークホルダーとの向き合い方、設計で必要な様々な考慮事項、アーキテクチャの評価手法、設計テクニック等が書かれている。
この本によってアーキテクチャの設計プロセスを的確に言語化できるようになったような気がする。これまでの自分の経験の中で良かったこと、もっと良くすべきことなどヒントも多く得ることができた。
アーキテクチャ設計に向き合うときは隣に置いておきたい一冊である。
私が購入したこの本は初版だか2版もあるらしいので、そちらも読みたい。
この初版は結構古い本ではあるが、理論的な部分は近年においても変わらないのではと感じる部分があり、設計に必要な一連のスキルの有用性を再認識することもできた。