マイクロサービスアーキテクチャ 第2版 を読んだ。
マイクロサービスに取り組んでいる、マイクロサービスを検討しているなら読んでおきたい一冊。
分散システムに求められるアーキテクチャの特性(非機能要件)についてもよく触れられており、マイクロサービスオンリーな観点に囚われず読んでも良さそう。
マイクロサービスの概念についてサッと確認したい場合には第一章がよくまとまっているので参照したい。
一部モノリスからマイクロサービスへと内容が被る部分があるが、全体的にマイクロサービスに踏み込んだ話が豊富なので、あまり気にならないとは思う。
マイクロサービスの実装の話にはあまり触れられていない。
マーティン・ファウラーが提唱した共同所有権、強い所有権の考えについて書かれているが、組織とシステムのアーキテクチャの設計において重要な概念であり、組織とシステムをつなぐ考えの一つであるので抑えておきたい。