GoReleaserを使ってGoのアプリケーションをクロスコンパイルしてバイナリ配布をやってみた。
GoReleaserは、Go言語で書かれたアプリケーションのビルド、パッケージング、およびリリースを自動化するツール。
クロスコンパイル、バイナリの圧縮、アーカイブの作成、GitHubなどのプラットフォームへのアーティファクトのアップロードができる。
Github ActionsにGoReleaserの公式Actionが用意されているので、それを使うことができる。GoReleaserは設定ファイルを用意することもできるが、特に用意しなくても使うことができる。
cmdディレクトリ配下をビルドする想定でworkflowの実装例を記載する。
ビルドしてバイナリを配布することができるかどうかCIのプロセスに組み込んでおくと、リリースする際に配布できなかった・・なんてことが避けれる。
name: Dry run GoReleaser
on: [push]
permissions:
contents: write
jobs:
goreleaser:
runs-on: ubuntu-latest
strategy:
matrix:
go-version: [ '1.21.x' ]
steps:
- name: Checkout
uses: actions/checkout@v4
with:
fetch-depth: 0
- name: Set up Go
uses: actions/setup-go@v4
with:
go-version: ${{ matrix.go-version }}
- name: Dry run GoReleaser
uses: goreleaser/goreleaser-action@v5
with:
distribution: goreleaser
version: latest
args: release --rm-dist --skip-publish --snapshot
workdir: cmd
タグリリース時にバイナリ配布を実行する。このジョブが完了すると、GitHubのリリースタグのページに成果物が添付される。
name: GoReleaser
on:
push:
tags:
- '*'
permissions:
contents: write
jobs:
goreleaser:
runs-on: ubuntu-latest
strategy:
matrix:
go-version: [ '1.21.x' ]
steps:
- name: Checkout
uses: actions/checkout@v4
with:
fetch-depth: 0
- name: Set up Go
uses: actions/setup-go@v4
with:
go-version: ${{ matrix.go-version }}
- name: Run GoReleaser
uses: goreleaser/goreleaser-action@v5
with:
distribution: goreleaser
version: latest
args: release --clean
workdir: cmd
env:
GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
これはまだ開発中のアプリケーションだが、こんな感じで配布することできる。
https://github.com/bmf-san/gondola/releases/tag/0.0.3
アプリケーションの実装がツールに依存することもなく、簡単に使うことができるので気に入った。
類似のツールは他にもあるが、とりあえずGoReleaserをしばらく使ってみようと思う。
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