今年も1年を振り返って来年の抱負を記す。
昨年やれなかったことを今年はやれたか振り返ってみる。
Kubernetes→CKAの取得には至らなかったが、勉強にはある程度時間を使った。
AWSやGCPの知識の幅を広げる→AWSは実務で多少はできた。GCPはGCP Associate Cloud Engineerを取得した。
ISUCON→今年は参加することができた。
外部カンファレンス登壇→実は採択されたイベントがあったが、諸事情により辞退した。来年度のイベントで採択されたCFPがあるので、来年は登壇できそう。
大体昨年やれなかったことは今年ある程度やることができたと言えそう。
毎年自分のやりたいこと(興味・関心に基づくこと)、やるべきこと(今後のキャリアのためにやっておきたいこと)、やる必要のあること(仕事上やったほうが良いこと)を整理して、1年間のやることや目標を決めているのだが、今年はこんな感じだった。
3以外は時間を使うことができたので、ある程度やりたいことはやったかなという感覚がある。
色々とインプットしたことをアウトプットすることを日常化できたし(インプットとアウトプットをセットにすることを当たり前化できた)、コーディングクイズをルーティンにすることなどもできた。日々の積み重ねが実を結ぶ系のことはサボりがちだが、モチベーションや時間の使い方を上手くコントロールすることで持続的に取り組むことができるようになった。
一方で、やれなかったこととしては、作りたいソフトウェアを1つ作り上げることに時間を使うことがあまりできなかった。コーディングクイズでコードを書く機会はあったものの、それ以外であまりコードを書けていないかも...
今年は育児休業を半年取得していたため、仕事は半年間だけだった。
半年なのでやれたことは例年より限られるが、以前から着手したかったプロジェクトに漸く着手することができたのは良かった。
半年も仕事から離れたのは久しぶりだったのだが、思った以上にすんなり復帰できたり、復帰前より少し成長を感じた部分などもあって全くネガティブなことはなかった。(育休中隙間時間に短時間集中で爪を研いでおいたのが無駄ではなかった)
育休をきっかけに、できるだけ効率良くやることをこれまで以上に意識するようになったり、生活リズムがより健康的になったのは良かった。今後も継続したい。
家庭の事情にも拠るだろうが自分は育休を取れたことはとても良かった。子どもの成長は驚くほど早いのでその成長を近くで見守れるのはかけがえのない時間は沢山確保したい。
2023年の抱負はこう書いていた。
「武器をつくる」を抱負にしたい。 これは2021年の抱負の延長線上にあるものではあるが、少し違うことを意識しようと思う。 ソフトスキルではなく、ハードスキルで自分の得意とする領域を何か持つ、ということを具体的には意識している。 誰にも負けない、その領域の先駆者、専門家、というレベルの到達は1年程度でできると考えていないので、あくまで自分が得意だと言い切れる> > ものを1つ以上持てるようにしたいと思っている。
抱負にはこう書いていたものの、何かを深めるというより、幅広く浅くやっていた年だったので抱負とはかけ離れた方向に走っていた気がするが、得意といえるものを掴むための種まきくらいはできたように思う。
「武器を増やす」を抱負にしたい。
ソフトスキルかハードスキルかは問わず、リスクヘッジとしてのスキルの掛け合わせをより強固にするには、自分が得意、あるいはできるといえることを増やす、あるいは伸ばすしかないかなと漠然と考えている。
向こう10年を短期(~35歳)と長期(35歳~40歳)に分けて、どういうキャリアにしたいか?どういうポジション、成果を出したいか?を考えているのだが、それについては今年も考えがブレる部分は少なく、キャリアについての考えが安定してきている。
一方で、キャリアプランに向けて自分がどういうアクションを取るべきか?ということに関しては、今年大きく台頭した生成AIのおかげで迷いが生じている部分がある。
とはいえ、生成AIの進化に応じて今後どういうスタンスを取るべきか?ということについてある程度の考え※を自分の中で整理はしているので、それに賭けつつ、今後を見据えていきたい。
来年はライフステージの変化で、可処分時間をどう捻出するか、時間をどう効率的に消費するかということがよりシビアになりそうな予感がしている。
時間的な話だけではなく、人生における価値観や、優先度、ライフプランなど色んなことに変化が生じると思う。
そんな中で自分がソフトウェアエンジニアとしてどう在りたいか?という姿も変わっていくのではないだろうかと思う。
来年も公私ともに良い年になることを願いたい。
※ざっくりいうと、生成AIを扱うには生成AIが生成するものを理解できる程度の能力と生成AIに理解してもらえるだけの指示が出せる能力が人間には必要と考えている。知識を何らかの成果物に変換するのをAIに任せても、知識の源泉自体は人間なので、学びを捨ててはいけないだろうと考えている。すべてをAIに任せられるくらいの社会が来るならそれはシンギュラリティだと思うのでその時の未来は考えていない。。。
プライベートでやっておかねばならないことがいくつかあった。
30歳の誕生日を迎えてからしばらくはまだまだ20代のつもりで過ごしていた時期もあったが、この1年で心身ともに老いたように感じる。。。
人生をより堅実なものにしていかないといけないようなプレッシャーとか保守さが少しずつ湧き出しているの気がするので、フレッシュさを保てるよう日々色んな刺激を得るようにしたい。
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