multipassでk3sを動かす

インフラストラクチャ

概要

docker-composeで構成されている個人開発のアプリケーションをKubernetes(k3s)へ移行するという試みの際に、multipassを使ってみたのでそれについてメモを残す。

結局移行はしなかったが...

k3sはCNCFに認証されたKubernetesディストリビューション。IoTやエッジコンピューティング用途向け。メモリを節約したい、Kubernetesほどのスケールは不要、あるいは気軽にKubernetesを触ってみたいときなどにも有用なので、個人がVPSなどでKubernetesを導入してみたいときの選択肢にもなりうると思う。

cf. K3s on ConoHa

k3sは機能的にはKurbenetesとほとんど変わらないが、いくつか制約がある。詳しくはドキュメント参照。

cf. docs.k3s.io

multipassとは

Ubuntuの仮想環境を気軽に構築できるツール。Linux、macOS、Windowsに対応している。

multipass.run

なぜmultipassを使ったのか

k3sの実行環境として、macOS上で仮想環境を容易する必要があったため。

cf. Can I install k3s on macos (big sur) with m1 chip?

いくつか代替手段はあるが、気軽に簡単に触れそうだったmultipassを使ってみた。

multipassでk3sを動かす

macOSならbrewでmultipassをインストールして、以下のステップだけでk3sを動かすことができるようになる。

  1. mutipass find // ubuntuイメージを探す
  2. multipass launch -c 2 -m 4G -d 50G -n example 22.10 // 22.10はubuntuのバージョン
  3. multipass mount ./k3s/ example:~/k3s // マウントする
  4. multipass shell example // 仮想マシンに接続
  5. curl -sfL https://get.k3s.io | sh - // k8sを仮想マシン上にインストール

cf.


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