Makuake Advent Calendar 2022の7日目の記事です!
オレオレTechnology Radarの作り方についてかく。
Technology Radarとは、ThoughtWorks社(ソフトウェア開発やコンサルティングをグローバル展開している企業。マーティン・ファウラー氏が所属している。)が発信しているソフトウェア開発における技術調査の分析レポート。
年に2回ほど更新されているレポートで、技術トレンドを知ることができる。
Archiveも見ることできる。
Technology Radarは次の4象限で構成されている。
それぞれの象限は次の4つのリングに分類される。
www.thoughtworks.com/radarのサイトでは、各々技術について評価コメントやブリップ(リング間の移動)の履歴なども見ることができる。
Technology Radarを自作する方法が用意されているため、簡単に自作することができる。
2つほど方法があるので紹介する。
radar.thoughtworks.comにて、Google Spreadsheetのリンクを入力することで生成することができる。
この方法で生成した場合はパブリックになってしまうので注意。
github.com - thoughworks/build-your-own-radarのリポジトリを利用することでRadarをセルフホスティングすることもできる。
dockerイメージも用意されているのでdockerイメージを使って触ってみる方法を紹介する。
オリジナルのリポジトリをforkするなりcloneするなりしてもよいが、試しやすいようにリポジトリを用意した。
github.com - bmf-san/technology-radar-boilerplate
github.com - bmf-san/technology-radar-boilerplate をクローン
make run
http://localhost:8080
にアクセス、http://localhost:8080/files/radar.json
と入力して、Build My Radar
を押下。
Radarが生成されると次のようなリンクに飛ぶ。
http://localhost:8080/?sheetId=http%3A%2F%2Flocalhost%3A8080%2Ffiles%2Fradar.json
./files/radar.json
を編集することでRadarに表示するコンテンツを調整することができる。
(本当はjsonファイルをプロビジョンできるようにしたかったがフロントエンドのビルドの都合で厳しそうだった。。。)
Radarは右上のPrint this radar
から印刷することもできる。
組織やチームにおいて採用している技術スタックや検証した技術を内外に公表できる形でこういったRadarを作成する試みは良さそう。 技術選定理由や選定・評価のプロセスを定義するといったことに活用できたり、技術のポートフォリオとして何に投資するのかといった考えを明らかにすることに役立ちだと思った。
www.oreilly.co.jp - ソフトウェアアーキテクチャの基礎にも書いてあったが、あとは個人としてもこういうRadarを作成して定期的に更新するといった取り組みも良さそうだと感じた。自分が追っている技術をマッピングしてみたらいかに視野が狭いかということを気付かされそうだが・・
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