Makuake Advent Calendar 2022の6日目の記事です!
最近スクラムチームのプロセス改善について頻繁に思いを馳せており、カイゼンのヒントが何か得られないだろうかと思ってアジャイルメトリクスを読んでみた。
原著は多分Agile Metrics in Action。何年か前に出版された本。
アジャイルメトリクスとは、アジャイルなチームのパフォーマンスを測定するためのメトリクスのこと。
メトリクスは、チームにとってのパフォーマンスの定義に関連するデータをチームのプロセスから収集する。具体的にはチームの活動で利用しているプロジェクト管理、ソースコード管理、ビルドシステム、監視などのツールが持っているデータをソースとして収集するといった感じ。
アジャイルメトリクスはパフォーマンスの改善を目的とするとものであって、Weponaize(チームや個人を非難するために活用すること)やGaming(メトリクスを改善することだけに集中してしまうこと)といった活用は推奨されない。
メトリクスからはチームの状況や起きている変化を観察し、改善につなげていくという学習を繰り返すことが重要になる。
アジャイルメトリクスでは次のような問への答えがヒントが語られていた。
チームのパフォーマンスを計測するには、チームのパフォーマンスの何を計測するのか?チームにとって良いパフォーマンスとは何か?など因数分解して考えることが大事なことで、まず最初に取り組むべきことだと思った。
アクションにつながるようなメトリクスを定義するには、データからどんなインサイトが得られそうか?というある程度の予想を持つ必要がありそう。システムの監視と違ってアジャイルのメトリクスで一番難しいなと思う部分。経験から学ぶべき?これについてはもっと事例とか知りたいところ。
単一のデータからでも分析の仕方次第で色々見えるのだろうが、あちこちからデータを収集するとなるとやはりその基盤を用意するのは面倒だなと再三思った。。。便利なサービスがあることにはあるみたいだが・・。
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