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slogを使ったContextual Logging

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概要 Goでlog/slogを使ったcontextual loggingについてまとめる。 log/slogとは Go1.21で追加された構造化ロギングのためのパッケージ。 構造化ロギングとは、ログを構造化されたデータとして出力すること。 今まではGoで構造化ロギングをする場合はサードパーティのパッケージを利用するか、自前でスクラッチするかしか手段がなかったが、今後は標準パッケージも視野に入るよう...

slog contextual logging

Goのresponse.WriteHeaderの副作用について

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概要 Goのresponse.WriteHeaderの副作用についてメモする。 superfluous response.WriteHeader 以下は愚直な例だが、次のようにWriteHeaderを複数回呼ぶと、http: superfluous response.WriteHeader call from main.handlerというエラーが出る。 package main import ...

Golang Tips

GoでServeMuxの機能拡張を提案するProposalがAcceptedになった

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以前からウォッチしていたnet/http: enhanced ServeMux routing #61410がAcceptedになったので、それについてポエムをかく。 最終的な仕様がどうなるかはわからないが、静的なルーティングの機能(/foo/barのような固定値のルーティング)しか持っていないServeMuxに動的なルーティング(/foo/:idのようなパスパラメータを使ったルーティング)の機能...

Golang router HTTP

Goのhttp.RoundTripperについて

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概要 Goのhttp.RoundTripperについてかく。 http.RoundTripperとは HTTPクライアントの通信を担っているインターフェース。 cf. pkg.go.dev - net/http#RoundTripper HTTPクライアントにおいてリクエストからレスポンスを受け取るまでの間の処理をカスタマイズすることができる。 HTTPクライアントにおけるミドルウェアというイメー...

Golang

Goでfan-inとfan-outを実装する

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概要 並行処理のパターンであるfan-in、fan-outをGoで実装する。 fan-in/fan-outとは fan-inは、複数の入力を1つにまとめる処理で、fan-outは、1つの入力を複数に分ける処理である。 fan-inはデータを集約させ、fan-outはデータを分散させる。 Goではchannelとgoroutineを使って実現することができる。 実装 ソースコードはgithubにも置...

fan-in fan-out

モノレポについて

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概要 モノレポについてまとめる。 モノレポとは モノレポとは複数プロジェクトのコードを単一のレポジトリで管理したもの。対して複数のレポジトリで管理するものをポリレポ、またはマルチレポと呼ぶ。 マイクロサービスの管理方針の1つではあるものの、マイクロサービスを前提としたものではない。 モノリスとは同義ではない。 モノレポの観点 モノレポの運用における観点を整理してみた。 コードの自治 複数チームで運...

モノレポ

実用Go言語

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実用Go言語を読み終わったので読書メモを残す。 何年かGoを触っているが知らなかったり忘れていたことに気づけて大変勉強になった。 変数名 Errorインターフェースを満たすError型の変数名の接尾辞はError ex. NotImplementedError errors.Newで宣言されるエラーの変数名の接頭辞はErr ex. ErrNotImplemented := errors.Ne...

Golang