ジョブ理論を読んだ

ビジネス

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズムを読んだ。

エンジニアは課題解決する生き物だが、時にユーザーにとって解決したい課題は何か?について真摯に向き合うシーンがあると思う。

そのような時に頭に思い浮かべたい、参考にしたい理論だと思った。

ワードメモ

  • ジョブ
    • 顧客が解決したい課題
  • ジョブ理論
    • 顧客がどのようなものを買い、どのようなものを買わないかを説明する
  • 片付けるべきジョブ
    • 顧客が置かれた状況で成し遂げようとする進歩
      • 顧客は消費したいから消費するわけではなく、"何かを"解決したいから消費する。
  • ジョブを雇用する
    • 消費するの比喩だが、成し遂げようとする進歩のため消費
  • リトルハイア
    • 買ったものをどう使うか
    • イノベーションにはリトルハイアの分析が必要
    • 体験価値のようなもの(だと解釈している・・)
  • ビッグハイア
    • 何を買うか
    • 企業が集めるデータはこのビッグハイアにフォーカスしたものが多くなりがち
  • データの恣意性
    • 客観的に見えるデータには作り手の恣意性が内包されてしまう
    • データは相関関係の把握に活用し、因果関係をジョブ理論で捉える

手短に概要を理解するための参考リンク

所感

ユーザーの"ジョブ"を理解することは容易いことではないだろうなぁ。

ジョブを定義できると組織もいい感じに機能していくという話しが後半にあったが、中々興味深いなぁと思った。

エンジニアという仕事の性質上技術に目が行きがちだが、ビジネス的な感覚や理論をもっと養うべきだなぁと改めて気付かされた本だった。

「ユーザーは自分が求めているものがわからない」、「顧客が本当にほしかったものは・・(タイヤのブランコ)」みたいな近しい話題は他にも色々あるので、何か共通性を感じる部分はあった。


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